HERO’S問題

なんか桜庭vsスミルノヴァス戦について、ゴン格の対談があったり、ファイトのターザン谷川対談があったりして、それに乗じて最低の読者たちがバカのフリして騒いでるのがいい加減ウザイので、ここらでまとめて書いておきます。


●これは「桜庭問題」ではなく「HERO'S問題」である。

なんかゴン格の対談をもとにあれこれ憶測をよんでるみたいだけど、要は、秋山vs金でタップしてないのに金が止められたことに対して館長が激怒してジャッジのJTC陣を呼びつけたかなんかでメインの時にはジャッジ陣がいなかった、ってことなんじゃないの。
(対談に、秋山vs金のレフェリーの芹沢さんが出席してるから、その細かい話が出来なかったのかもしれんけど。)
だから桜庭戦と金戦はセットなわけで、これは「桜庭問題」ではなく「HERO'S問題」なんだよ。
別にそんな憶測でうんぬん言うよーなことでもないし、そもそもこれが問題の本質でも何でもない。
リングサイドにジャッジ陣がいようがいなかろうが、止めるんなら岡林レフェリーが止めればいいわけで。
飲酒運転で電柱に激突して安全のためにつけてたエアバッグが作動しなくて死んじゃったとして、本質は「なんでエアバッグが働かなかったのか」じゃなく「飲酒運転」なわけでさ。




●HERO'Sの構成要素

HERO'Sがわけわからないのは、構成要素がいろいろあるからでさ。
僕も内部のことはわからないので、間違ってるかもしれないけど、見える範囲で挙げると、

FEG(谷川 興行主)
・TBS(樋口 放送局、金の源)
・JTC(久保 レフェリーやジャッジを派遣し競技的部分を担当 ※ユニバーサルジャッジってのもそうか)
・前田(スーパーバイザー)
・各選手
(・館長)
(・ビッグマウス上井 はもういない)

で、これだけの要素が、去年は反PRIDEの元に集まってきてたのが、そのPRIDEがつぶれちゃったせいで、もともとクセのある人達がそれぞれ自己主張はじめちゃったのが、今のバラバラの状況なんでしょ。
一枚岩のPRIDEとは、その辺が違ってて。
本当ならそれをまとめあげるのが谷川の役目なんだが、他のことで忙し過ぎてやってられなくて、でもTBSの相手はしなきゃいけないから、そっちの言うことばかり聞いて、で他の人達の不満がたまって分裂状態と。

上手くやってりゃ、総合格闘技を統一することも可能だったのにな。



(続く)