格闘マガシン「FIGHTER」

噂の新雑誌、
ようやく本屋で見つけて手にしたけれど、驚きましたよ。
どー見ても「ROCKIN' ON JAPAN」じゃん。
すげーな、これ。かなり笑える。


「音楽」そのものでも「格闘技」そのものでもなく、「人」を切り口にする、
雑誌タイトルにも象徴されるコンセプトから、判型から、デザインから、4段組みから、構成から、何から何までそっくり。


ただ、根本的に疑問なのは、
日本のロックミュージシャンなら、多くの場合ポップスターなりセックスシンボルなりの役割も兼ねているから、
「人」を切り口にしても売れるかもしれないけど、
格闘家は、そーゆースターとゆーシンボリックなまでの存在になっている人は、現状ではいないわけで、需要あるのかな。
それにアーチストなら、自らの活動の中には、(作詞をはじめ)言語的な表現も含まれるだろーけど、
格闘家は肉体言語であって、いわゆる言語表現とは親和性が高くないだろーし。
あと、「ROCKIN' ON JAPAN」で記事とともに大きな存在だったのが、平間至だのタジマックスなのヒロミックスだのの若手を抜擢しての写真だったわけだが、
「FIGHTER」は、ただのパンツ一丁の試合写真ばかりだし。
それに、取り上げてるファイターの選別も、かなり偏って浅くて。
これじゃ、売れ線オリコン歌手しか載ってない「〜JAPAN」だよ。女子は1人もいねーし。


細かい個々の記事については未だほとんど読んでないので、詳しい感想は言えんのだが、
ただただ「これ、大丈夫なんかいな」と驚きましたよ。



ま、でも、今後「桜庭和志20000字インタヴュー」とか「激刊!高島」とか始まったら、それはそれで読むよーになるかもしれませんけどね。