たまには格闘技の話

◎秋山がUFC参戦と聞いて、
思い出したのが、テイ・トウワだった。
Dee Liteが出て来た時、彼が“NY在住の在日韓国人”と紹介されてて、
「NY在住なら“在日”じゃないじゃん」
と当時、素朴な疑問を持ったものだが、
秋山がUFCを主戦場にするのなら、
彼の「在日性」って、これからいったいどういう方向に進むんだろうかと。

◎青木って、あんなに嫌われてたんだなぁ。
修斗で因縁浅からぬKIDが「キモイ」連発してたり、川尻がカメラ目線でサムアップやってたりするのを見ると、
日本人対決が前提となった世代における、団体を一人で背負うことの難しさ、
・・・みたいなことを感じざるを得なかったりもしますが、
それよりも青木については、
あの「自己否定の無さ」が、キツイ人にはキツイんだろう。
格闘技って、他の何よりも「負けることの現実」に晒されるように思うんだけど、
その中で、あそこまで自己否定無く生きてるのは、なんなんだろう。
若さゆえ、とも思うが、
でももう25だよねぇ。
広末が早稲田入学でバッシングされた時に
「自分が人から嫌われるなんて、思ってもみなかった(細部不明確)」みたいな発言をしたことがあったんだが、
校風なのだろうか。
でも、今の広末は、エロくてすごくよくなったと思うので、
青木もこの際、思いっきり悪意に晒された方が、
将来的には色気溢れるファイターになって、よいのかもしれない。

◎とある50代のモノ作ってる人とお話ししてた時にその人が言ってたんだけど、
今の若い子は、
子どもの時からネットがあり学校裏サイトやプロフがあり、
つまり、自分の目の前では普通に仲良くつき合っている人間が裏では自分に悪意を持っていてその悪意の言葉を目の当たりにする、
とゆーことを前提として人格形成をせざるを得ないわけで、
そりゃ基本的信頼とか自己承認とか、
昔とは変わってくるだろうなぁ、と。
「自分に対する悪意」とゆーものに対する防御策が、根本的に違うのかもね。
2006年12月31日に、
もしかしたら桜庭はうまいこと若い世代にバトンを渡すことが出来たかもしれないはずのに、
結局それは最悪の形で失敗したわけで、
そのせいで、なんとなく青木になってしまっている現状は、
いいんだろうか悪いんだろうか。