0906 Smack Girl

幸か不幸か、
仕事場が「台風が来る前に早く帰れ」指令が出たので、
見に行くことが出来ましたよ。


◎入場すると、パンフや会場の各所に
「ent!get」http://entget.com
のロゴが。これが新しいスポンサーなんですかね。
客席は8割くらい。


◎第1試合 村浪真穂vs海老原まどか・・・
海老原選手は、僕の前の仕事場にいたバイトの女の子に顔が似ていたので、
どーにも肩入れして見てしまったのだが、
体格的にも打撃で村浪選手が上。
海老原たまらず組み付くも、村浪は寝技が出来ないわけでもないので、どんどん打つ手無くなって、
柔道仕込みの袈裟固めで押さえ込むしか無くなってゆき。
3−0で村浪。


◎第2試合 V一vs富松恵美・・・
V一って、会場からの声援って「ヴィーーッ!」ってゆーのね。
激しい打撃の応酬で始まるも、次第にV選手が主導権握ってゆく。
富松も、首相撲からの膝から離れ際のパンチなど、練習はちゃんとやっているよーではあったんですが、
V選手の方が総合的に上回っていました。
判定は2−1でVも、実際は3−0だったと思います。


◎トーナメントの表彰式。
続いて例のチャリエンの曲にのって入場式。
辻選手が選手宣誓「台風の中・・・」。
しかし、Edgeと高橋洋子の並びの2ショットは、男らしかった。


◎第3試合 中井りんvsアシャ・ザ・バシャ・・・
オーストラリア「XPLOSION」からの刺客・アシャ、
メンアットワーク「ダウンアンダー」とゆーベタな選曲で入場。
マヌーフみたいなトランクス履いて。
中井は愛媛でしたっけ。四国からよく来れましたね。
アシャ、外国人選手恒例の、契約体重オーヴァーでイエロー1枚。
向き合うと対格差歴然。
でも中井選手も、背は小さいながら、筋肉の付き方、特に下半身がすごいね。
アシャ、やはり打撃で突っ込み、中井なんどかタックルに失敗するも、
投げから腕十字で一本。
ま、相手は外国人特有の寝技が出来ない打撃系選手でしたが、それでもちゃんと勝てるのは、中井選手なかなか強いのでは。
中井、リング上で側転〜バック宙など。


◎第4試合 吉田正子vs石岡沙織・・・
禅道会石岡、空手少女を4人連れての秋山チックな入場。
吉田は例によってエキゾチックな感じで和傘とかさして。
試合開始直後、吉田は飛び膝狙うも空振り。
その後の打撃の応酬でも、どーにも吉田が空回り。
石岡は基本に忠実にガード上げてアゴ引いて相手を見て打撃出し、意外にだんだんと打撃が入るよーになる。
2Rでは、石岡のローで吉田の腿は赤く腫れあがって。
吉田、引き込むも、石岡防御はちゃんとしてるので、キャッチには至らず。
判定で3−0石岡。
練習通りのことを試合でもちゃんとやった石岡と、飛んだりはねたり何か試合を雑に進めてしまった吉田・・・の差か。
禅道会、相変わらずおそるべし。


◎第5試合 関友紀子vs藤野恵実・・・
藤野、特攻服にパイプイスかついで入場。
南関の前の方で声援。
なるほどあれが藤野応援団か。
プロジェクターに映ってる写真は美人系なのに、どー見ても暴走族なそのルックスに、僕の後ろの席の人は
「写真と違うじゃん。チェンジチェンジ」
と言ってました。
こんな人間を生かしておいてよいんでしょーか、応援団のみなさん。
試合は、リーチに勝る藤野が、赤ちゃん体系の関を相手に、グラウンドでもスタンドでもフロントチョークをたびたび取るが、
関も耐えに耐えて、極めるに至らず。
判定は文句なしで藤野も、関選手はよくこの急なオファーを受けました。
巴組イズムですね。
藤野マイク「プロレスラーがケンカ売っといて、ケガなんかで逃げてんじゃねーよ。金網でやってやる」
と言うも、肝心なところで噛んでしまう。
風香は客席で携帯いじってましたね。


◎休憩後、篠代表あいさつで、XPLOSIONのレイ松村って人を呼び入れ。


◎第6試合 Edgevsハム・ソヒ・・・
Edge入場は、クィーン「Don't Stop Me Now」から、なんかラガマフィンみたいな曲のMIX。
試合前のリング中央での和田レフェリーのルール説明を、ハムソヒが真剣にウンウン頷きながら聴いてるのが、なんかおかしかった。
注目の殴り合いは、なんとEdgeが打ち負け。
Edgeたまらずタックル入るも、ハムのガード固く。
1Rは文句無くハム。
インターバル、Edgeのセコンドには青木がいるのね。
辻ちゃんもたまらずアドバイス
2R、途中ハムがグラウンドで顔面打撃を入れイエローもらうが、
それでも判定は文句なしでハム3−0。
Edgeは、打撃のガードが甘いのか、よくもらってましたねぇ。
タックルしても、辻みたいに入った時点での体勢がよいわけではないから、ガードの中にすっぽり入ってしまって30秒じゃ極められないし。
Edge、また足踏みかぁ。
50kg辺のこの層は、ハムも入って意外に充実してきてますね。


◎第7試合 高橋洋子vsHIROKO・・・
この時点で午後9時。
あと3Rタイトルマッチが残り3試合だから、こりゃ10時越えか・・・ってことで高橋の秒殺頼みか?
高橋、バブル青田ジーザス」で男女ペアの社交ダンスの後に入場。
もー「ゴーストバスターズ」じゃないんだね(って古いか)。
師弟対決、序盤の打撃はなんと互角。
残り1分でテイクダウン〜ハーフも、スタンドになってからは、むしろHIROKOが押し気味。
高橋、動き悪い。
HIROKOは、距離とってガード上げて打撃入れてく・・・とゆー一つのことに徹していたのが、功を奏していた。
ラウンド進んでも、高橋の動きの悪さは変わらず、
次第に「おいおい、無差別級チャンピオン=HIROKOかよ・・・」とゆー不穏な空気が流れ出す。
結局最後までそのままで、3−0で高橋防衛失敗。
無邪気に喜ぶHIROKO。意外に師匠越えしたウエット感は無かったよーな。
高橋、だいじょぶかいな。


◎第8試合 赤野仁美vs端貴代・・・
端、絞れてますね。
前はラッシュガードしてることが多かったからわからなかったけど、腹筋とか凄い。
開始直後、お互い狙ってたみたいでイキナリ相打ち。
以降打撃の応酬になるも、赤野選手、相変わらず顔そむけてアゴ上がる癖は直ってないのね。
打撃の不得手さが解消してなくて、グラップリングでも端に追いつかれてきては、赤野不利かと。
端が打撃をコツコツ入れつつ、赤野が投げや引き込みからグラウンドに行き、腕十字や足関でおしいところまでゆくも、30秒では端も凌いで。
特に3R後半の足関は取れそうだったけどね。
判定は、打撃の端か、テイクダウンからグラウンドの赤野か、チャンピオンシップだし難しいかなぁ、ともちょっと思ったけど、
3−0で端。
ま、パウンドありグラウンド無制限でも見てみたい、そしたら結果は逆だったかも・・・って気もしましたが。
ディファ時代からの選手が戴冠、ってのは、うれしいものですね。
ケイシュウ会乙女部がリング上総登場で記念撮影。


◎第9試合 辻結花vsアンナ・ミッシェル・タバレス・・・
辻、般若の面をかぶらずに手に持っての入場も、いつもより顔が怖く無いよーな。
緊張してるのか。
試合はじまって、アンナがテイクダウンからハーフ〜マウントとなりパウンド。
辻、隙を見てリバースするも、アンナ下から右腕を差して足もどんどん上がって来る。
ブレイクでスタンドになるも、また辻の不用意な蹴り足を取られてテイクダウン。
猪木アリからブレイク。
今日はアップセットも多いし、チャンピオンも2人とも防衛失敗してるし、外は台風だしで、
会場にヤバーーーイ空気が流れ出したとき、
辻ちゃんのジャンピング・パンチがアンナにヒットしてダウン。
パウンドで追撃しよーとする辻ちゃんを和田さんが抱えるよーに止めて、ダウンカウント。
立ち上がるもフラフラのアンナにラッシュをかけ、スタンディングダウンで試合終了。
やー、すごい終わり方でした。
役者が違うとゆーか、持って生まれたものが違うとゆーか、なんかドラマが生まれてしまうとゆーか。
単純に「華」って言葉で表せるものでもないんだけど。
女子で、強い選手、試合に勝つ選手、一時的に注目を集める選手は出てくるけど、
この域にまで来てる選手が、辻ちゃん一人しかいないんだよなー。
例えば男子なら、グレイシー〜桜庭〜シウバ〜ミルコ〜ノゲイラヒョードル・・・ってある種連鎖的にそのレヴェルの選手が出てきて、しのぎを削ることでシーン全体が盛り上がってきたわけだけど、
女子の場合、星野〜辻・・・ときて、その後が未だ出てきてないんだなぁ、とか、
圧倒的で感動的な勝利を目の当たりにして思ったりしました。


◎最後は恒例の全選手集合から、
選手の誰からともなく「メモ8さんを胴上げしよー!」とゆー声があがって・・・ってこともなく、
10時を20分ほど過ぎて、さっさと撤収が始まりました。
帰りは台風が心配でいたが、意外にスムースに電車に乗れましたとさ。