DMC

板門店シリーズを中断して、
今日ちょっと時間があったので、見て来た映画「デトロイト・メタル・シティ」について。


◎僕が見た記憶の限りにおいて、
映画中で「渋谷系」とゆー言葉がいっさい発せられなかったと思うのだが、
これはかなり不自然ではないか。
マツケンが路上ライブをやってるのは下北の王将前だし、
テトラポット・メロンティのシーン(?)だったかで、
本来「渋谷系」と語られるべきところですら、わざわざ「下北系」とゆー言葉が使われていた。
ま、渋谷系の成立において下北沢ZOOが果たした役割は大きいのは確かではあるが、
でも今「下北系」といえば、普通はアジカンやテナーあたりのギターロックのことだろう。
何か「渋谷系」とゆー言葉が使えなかった事情でもあるのだろうか、
と勘ぐりたくなるくらいに不自然に思った。
(それとも原作者や監督のこだわりなのか?
 だとしたら、それはそれですごいこだわりだと思うが。)


◎不自然といえば、
タワレコマツケン加藤ローサが久々に出会うシーンでカヒミ・カリィ「SPECIALOTHERS」のジャケを手に取りながら語るとき、
2人が「“カ”ヒミは〜」と「カ」にアクセントを置いて発音してたが、
フツーは「カ“ヒ”ミ〜」と「ヒ」にアクセントだろう。
映画中では、ピチカートのポスターなんかを抜いたらほぼ唯一登場する実存アーティストなのに、なんでこんな間違いをするんだろう。
そもそも加藤ローサは「いちばんきれいな水」つながりでカヒミさん直系なはずじゃないか!
その場で発音違いを指摘しなかったのか?
(それとも田舎の渋谷系ワナビーっぽさを出すために、わざと発音をヤンキー風にしたとゆーのなら、それはそれですごい演出だと思うが。
 確かに、昔キャバクラでついた渋谷系好きネエちゃんは「“カ”ヒミ」って発音していたよーな気がする。)