ゴン格・紙プロ・格通、レフェリング特集

レフェリング問題特集があるとゆーので、
コメント欄にわざわざ貼ってくれた方もいるし、
ざっと読んでみた。
とりあえず思うのは、
「金もらって文章書いてんなら、せめて
 タダでブログ書いてる素人が書けないよーなことを書け」
ってことで。


●ゴン格
インタヴューを受けた猪狩さんが、K-1審判団の組織図を参照したり、
修斗の鈴木さんとユニバーサルジャッジの磯野さんとゆー異なる団体の2人が対談したり、
すなわち現実の前線で直面してる人にとっては、
「レフェリング問題」=「システム論」であることが明確に提示された記事が続いていて、
それを受けてのライター3人による座談会の大文字が、
「レフェリング問題は構造的問題だ」
ってなっていたので、
こりゃシステム論について突っ込んだ議論がされているのか、と期待して対談を読んだら、
ただの、素人ブログに毛が生えた程度の「イベント格闘技批判」に過ぎなかったので、
非常ぉおおおにガックシ。
それこそネットでやってた署名活動なんかでも、
つまるところ、さんざんイヴェント格闘技へのルサンチマンを吐き出したあげく「これで議論が起こってくれたらいいと思います」あたりの落し所で落ち着いてたりしてたわけで、
別にタダでやってるネットなら、現実的には何もならなくてもしょーがないとは思うが、
専門誌で、金もらっての座談会が、現実的な提案もなくもなく結論がそれじゃ、
存在する意味がないだろう。
そんな対談やってるあいだにも、
レフェリーの人達は今日も現実に試合を裁いているわけで。
結局、何かをやったよーな錯覚をさせたあげく、現実には何もやっていない、
とゆー点において、最も罪が重い。


kamipro
とりあえず論評に値しないレヴェル。
別に、「レフェリング問題」みたいな正しさを求められるテーマで、一つ利口になるよーな記事を紙プロに求めるつもりは無いが、
それならそれで紙プロらしく、角度を変えて面白かったり笑えたり、ってなってりゃいーんだけど、
まったくそーゆーわけでもなく、
「正しさ」も「面白さ」も両方とも無いとゆー、まったく存在の意味がわからない雑誌。
あと単純に、
記事に事実誤認があり過ぎねーか。
例えば、魔裟斗vs佐藤のジャッジで、
「角田がまさかのルール電撃変更!」
みたいなことを書いてたが、
その角田の発言そのものが、紙プロによって改ざんされてたり。
(角田が試合後の会見で「変更」したと言ったのは、当時の各誌記事を読むかぎり、
 10ポイントマスト=「10−9」を、「9−8」に変更することであって、
 「10−8」を「10−9」に変更したのではない。)
とりあえず、レフェリーに「正しさ」を求めるんなら、
金もらって記事書いてる自分たちも、最低限の事実の「正しさ」くらい保てよと。



格通
桜庭、武田とゆー当事者の言葉を拾ったのはエライ。
レフェリング問題で、選手当人の意見に意味はない・・・
とゆーのもあったとしても、
でも素人が、桜庭や武田の生の言葉を聞くことは出来ないわけで、
とりあえず他では取れない記事を取ることが出来るだけの信頼関係を築いておくことは、
専門誌としては大切なことで。
レフェリング問題について、編集部としての見解や問題提起が特別にあったよーではないけれど、
出来ないことはやらない・専門誌としてやれることをやる、
ってのは、
姿勢としてはありだと思います。