3日連続サッカーネタ

サッカーの日本代表戦は、亀田とともにテレヴィで40%以上出せるキラーコンテンツだったわけですけど、サッカーという競技そのものは、考えてみると、決して面白いわけではないんですよね。
90分試合やって、せいぜい2〜3点しか入らない競技なんて、退屈の極みなはずですし。
サッカーは言わば、試合の90%以上は「膠着状態」なわけで、膠着度合いは、総合格闘技における寝技の膠着なんかの比では無いくらいで。
しかも、点を取るフィニッシュまでに至らないプレイは「ミス」だとすると、サッカーの試合の99%はミスによって成立してると言っても過言ではなく。
ルールだって、オフサイドとか結構わかりづらいし、戦術だって素人が試合見ただけでフォーメーションとかディフェンス方法とかオートマティズムとか理解できるわけじゃない。
総合におけるパスガードとかポジショニングとかの方が、よっぽど分かりやすいわけで。

じゃ、サッカーがなんで素人の間にもあんなに人気が出るのかとゆーと、一番はやっぱ、フィニッシュの明快さで。
ボールがゴールに入ればいい、ってのはバカでもわかるし。
その辺、総合だと、打撃のKOは分かりやすいけど、寝技のタップアウトは素人にはわかりづらい。

ただ、膠着は膠着なわけで、だから日本代表のサポーターは、試合の間中ずっと「凱旋の歌」を歌ってるんでしょうか。
決して、膠着を楽しむほどにファンみんなの目が肥えてるわけではなく、膠着を膠着と思わせない観戦の楽しみ方を成立させた、とゆー。




サッカー見てて気づいた面白さってのは、ある種、総合格闘技と対照的なところにあるよーな気がします。
総合が「人」が見えるスポーツエンターテインメントなら、サッカーは「社会」が見える、てゆか。