Cornelius「SENSUOUS」〜渋谷系の逆襲その1〜

基本的なイメージは「360度パノラマ」。
先攻シングル「Music」のジャケットは事務所兼スタジオの3D。
「Breezin」はその事務所の前にある中目黒の赤い橋(ちなみに僕が昔住んでたことのあるマンションも映ってます)。
そしてこのアルバムのインナースリーブにも、駒沢公園?の360度写真が入ってる。



この360度なんだが、イメージとしては、単に「ずっと繋がってる」とゆーよりは、「細部を突き詰めていったら360度になった」みたいな感じ。
彼ら渋谷系にあった「引用」とはすなわち「カット・アップ」であり、その切り刻んでゆく作業をやっていったら、円に循環して繋がってた、てゆか。
瞬間が永遠、とゆープロトゥールス・アートの進化形ですな。







思えば、コーネリアスの歴史、いや更に言えば89年に始まったフリッパーズ・ギターの歴史も小沢の歴史も含めて、常に「新作=新スタイル」であった彼らが、初めて前と同スタイルの作品を出したわけですな。