Kahimi Karie「Nunki」〜渋谷系の逆襲その2〜

この作品を一言でいうと、「LOHAS」ですな。
どの辺がロハスかとゆーと、それはわからない。
なぜならロハスの意味を僕は知らないからなんだが。
でも、相変わらずお美しいカヒミさんの作品だから、ロハスなのである。


タイトルの「Nunki」とゆーのは、チベット語で「象のしっぽ」とゆー意味だそうだ。
や、タガログ語で「炎のコマ」って意味だったかな。
もしかしたら、チャイニーズタイペイ語で「青空の破片」とゆー意味だったかもしれない。
ま、つまり、ナントカ語でカントカ、とゆー意味なのだ。


前作で自らの幼少期のトラウマをフロイト方法論で掘り起こしたカヒミさんだが、
今作はそれを超えてたうえで、地球の上に一人立っている。
笙の音色がなってもジャパネスクでなく、中国語で歌ってもアジアっぽくなく、小山田がギター弾いても渋谷でなく、多国籍でも無国籍でもない単なるアナグラムから生まれた存在としてのKahimi Karieが現れた、てゆか。
だから「LOHAS」の意味が何だとか「Nunki」が何語で何とゆー意味だとか、知らなくて構わないのだ。




ちなみに、カヒミさんはちょっと歌い方が変わったのではないか。
フレンチ的ウィスパーから、ブラジリアン的ウィスパーになって、声にちょっと芯が出来た。
(といっても一般人の20%くらいなのだが。)