日本代表

●僕は、オシムに興味があって、
2006年以降、日本代表の試合をよく見るよーになったけど、
いま思うに、それは、
「右肩上がりでは最早いられない世の中で、どーやってくか」
とゆー興味だったのだろう、かと。


●1993年、Jリーグ開幕 〜 ドーハの悲劇
1996年、マイアミの奇跡
1997年、ジョホールバルの歓喜
1998年、初のW杯出場、
2000年、シドニー五輪決勝トーナメント進出、
2002年、日韓W杯でベスト16
・・・と、日本サッカーはずっと右肩上がりで来ていて、
その頂点を迎えるのが、黄金世代が年齢的にも絶頂期となる2006年のドイツW杯
・・・のはずだったのが、
結果は0勝2敗1分の惨敗で、
右肩上がりの進歩が、明確に終わってしまったと。


●で、もう右肩上がりではいられない、
と日本人が自覚したところで出て来たのが、オシムであった。
オシムとは何だったのか、
いろいろあるとは思うが、一言でいえば
「知性」だったのだと思う。
そんな、日本に無かった知性が最初に、レーニンを引用しながら言ったのが、「走れ、走れ、なお走れ」とゆーことであり、
そして「水を運ぶ」ことであり、
「考える」とゆーことだったと。


●それを、日本人の監督が継いで
(引き継いだ過程については、個人的には問題あったと思うけど)、
受け継いだり否定したりしながら、
みんなで力を合わせて、守るべきところを守って、やるべきことをやったら、
とりあえず、前よりも1つ上のステージには行けるんだ。
とゆーことを結果で示したことは、
とても意義深いことだったと思います。